b(+v)log by mamewo

風の報せ

ドアを開けると、一枚の葉っぱが落ちていた。
ぐるっと見渡してみても、あるのはウチのドアの一枚だけ。
形を見ると、多分プラタナス。

雨風に飛ばされて来たんだろう、って頭では分かってるものの
「ひょっとしたら何かの報せ? それとも招待状とか?」
ついついそんな期待もしてしまう…

across the window

across the window

しばらくすると とりがまどべにもどってきました。
「ありがとう これはほんのおれいです」
そういってはなをくれると またどこかへとんでいきました。

桜のいのち

ウチの近くにあるその桜は、数年前からぱったりと花を咲かせなくなった。

その桜の細く絡みあう枝からは“いのち”が感じられない

絡みあうようにのびた枝には葉っぱの1枚もなく
まるでもう死んでしまったかのような桜の木。
幹にふれてみるとなんだか乾いた感触がした。

ある時見ると
その木の中ほどから出た枝に葉っぱがたくさん出ていた。
そこだけがみずみずしく、なんだかとても不思議な感じがした。

死んだように見える木からみずみずしい葉をつけた枝がのびている

そして今年、その枝に花が咲いているのをみつけた。

相変わらず幹は乾いた感触なのに
花が咲き、葉っぱの生えた枝は
つまむと押し返されるような感じがした。

この花はこの木がちゃんとまだ生きていることの証

1本の木の中で
ずっと生き続ける部分と、死んでいく部分
そして新しいいのちが生まれる部分。

これまで
“樹齢100年”と聞くと100歳の老人?を想像したけど
そういうことじゃないのかもしれない。

薄っぺらいヤツ

近くにある駐車場は、どうやら昔庭だったらしく
毎年、季節になると、ふきのとうやアスパラガスが顔を出す。
まるで古いしきたりを律儀に守り続けるかのように。

西日を浴びて剣先が光るアイリスの葉

その駐車場にアイリスが葉を出していた。
この葉っぱ、正面?からみると結構広くて大きいのに
横?から見るとまるで“線”のよう。

「何もそこまで…」と思うほどにぺらぺら

「植物」的には少しでもたくさんの陽を浴びたいはずで
そのために進化の過程でそれぞれ色んな工夫をこらし
葉っぱの形やスタイルを選んで来たのだと思う。

その点、このアイリスはほとんど2方向からの光しか受けとれない。
とても効率のいいスタイルとは思えない、けど
“厚み”を捨てたその姿は、かえっていさぎよい、と言えなくもない、か…

ちなみにこのアイリス、種類を調べてみたけど分からなかった。
乾いた所に出てるから“あやめ”? “ジャーマンアイリス”? それとも“イチハツ”?
花が咲いたらまた調べてみよう。

3猫そろい踏み

駅までの途中の、ある家に猫が住んでいる。
最初は白黒のやつ1匹だったはずなのに
いつの間にか、猫の数は全部で3匹。

古株の白黒は、時々窓から外をじっと眺めている。
いったい何を見ているのか、妙にその姿が印象的で
昨年はクリスマスの絵のモチーフに。(“waiting for THE day”

近所に住んでる3匹の猫のそろい踏み

今日はめずらしく3匹が勢ぞろい。
家の前の階段にのんびりと座っていたので
こっそり写真を撮らせてもらった。

(もう少し近づいて撮ってもいいかな?)
うかがうように寄っていくと、2匹がサッとどこかに消えた。
全く動じない風の白黒を残して…

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