b(+v)log by mamewo

ちいさな赤い秋

可憐な白い花を見たのはいつの頃だったろう

ウチの近くの
家と道路とのわずかな隙間に植えられたスズランが
赤い実をつけていた。

枯れた葉っぱと
1つ残ったちいさな実…
吹く風が少し冷たく感じられた。

巡りゆくもの 残るもの

クモの巣に1匹のカゲロウが囚われていた。
今にも動き出しそうなのに
すでに命の気配は感じられなかった。

こうしてまた命は巡っていくのだろう

はかなげな羽をいっぱいにひろげ
飛び立つ姿のまま時間が止まってしまったその姿は
翼を持つ女神のようにも見えた。

獅子座の生まれ

道ばたの花はその影の方がはっきりと見えるほど

久しぶりにとても陽射しの強い一日だった。
道ばたには花の影が咲き
すずめは車の下でじっと僕を見ていた。

太陽:50%

新しい携帯にも少し慣れてきた。
前のが壊れて1ヶ月、携帯の無い暮らしも悪くなかったけど
800万画素のカメラはやっぱり魅力。

今日は日食。
なのに昨日の夜から天気は今ひとつ…
はたして、太陽はちゃんと見えるのか?

800万画素のカメラ…でなく携帯を手に出かけてみると
やはりというか案の定、空は一面の厚い雲。
あきらめきれずに空を見ると、雲の隙間から光る白いものが見える。

雲が丁度いい感じにフィルターの役目を果たしてくれて
肉眼でもちゃんと見ることができた。
半分くらい欠けた太陽。

昨日練った作戦通り、道にできた水たまりを探し
そこに映った太陽を撮影。
たくさん撮ったのに、ちゃんと写ってたのはたったの1枚…

水たまりに映る半分欠けた太陽

「太陽の大きさは月の400倍、地球からの距離も月の400倍」
だから皆既日食になるのだとか。
とてつもなく奇跡的な偶然…

というより
そもそも“宇宙”ってそういうものなのかも。
だってもしこれが偶然なら、あまりに“できすぎ”な気がするし…

風の報せ

ドアを開けると、一枚の葉っぱが落ちていた。
ぐるっと見渡してみても、あるのはウチのドアの一枚だけ。
形を見ると、多分プラタナス。

雨風に飛ばされて来たんだろう、って頭では分かってるものの
「ひょっとしたら何かの報せ? それとも招待状とか?」
ついついそんな期待もしてしまう…

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