雪の中に一輪の花
雪の中に一輪の小菊が咲いていた。
見つけたのは数日前
この時期にしては変に暖かかった日のこと。
融けかけた雪の残る近くの花壇に、その花だけがポツンと咲いていた。
すごく冷えた日が続いた後の暖かい日だったから
花の中で“何か”が間違ったのかも?なんて思いながら
そっと触ってみると、ちゃんと生きた花の感触がした。
昨日あたりからまた雪が降り、気温もぐっと下がってきた。
再び雪が積もった花壇を見ると、今日もまだ咲いている。
見つけた時とほとんど変わらない姿で。
「寒菊」と呼ばれる、冬(12〜1月)に咲く菊もあるみたいだけど
他のが全部枯れているところを見ると、どうもそれではなさそう。
なんだかこの一輪だけが、時間の流れから取り残されてしまったように見えた。
ひょっとすると、急激に冷えたせいで“フリーズドライ”の状態になったとか?
「フレッシュドライフラワー」という、そういう加工法もあるみたいだし。
ただし、加工の際の温度は「マイナス30度以下」らしいけど…