雪もいつかは融けるもの
3月になり、日々暖かくなっているのをからだに感じる。
それは雪でも同じなようで
あちこちの積もった雪がすごい勢いで融けている。
鉄製の柵に積もった雪は
「融けては凍る」を繰り返してきれいな氷になり
やがて名残惜しそうに消えていく。
歩道の脇に積もった雪は
日を浴びた表面から少しずつ融け
その水滴が光を反射してキラキラと光っている。
道路の雪は融けて水たまりになり
水は小さな川になってマンホールへと流れていく。
マンホールからは“水琴窟”のように遠くで響く水の音が聞こえる。
「春が来た」ことは、もはやまぎれも無い事実。
からだに感じる暖かさ、消えていく氷のかたち、水滴に反射する光、水が落ちる音、
それらの証拠一つひとつが、それを物語っている。